2017_5月(No430)
2017_5月(No431)魅せられてのコーナー東日本旅客鉄道㈱ 上諏訪駅 林 久美 さん のご紹介です。
お客さまからの「ありがとう」のために
祖父が国鉄時代に線路をメンテナンスする保線の仕事をしていたため小さい頃から鉄道に興味を持ち、約15年前に入社しました。祖父のように技術職を目指していましたが、当時は女性の技術職採用がなく、改札・みどりの窓口業務、ホームでのアナウンスなどを行う駅員として配属されました。
入社した時は、覚えることが多くて大変でした。日本全国の駅名を頭に入れていないと切符が販売できないため、知らない駅名を言われたときには恥を忍んでお客さまに伺っていました。
10年程前に上諏訪駅初の女性駅員として着任しました。
あだ名も「母ちゃん」に
周囲の社員の協力もあり、私は上諏訪駅員で初めて育児休業を取得しました。申請手続きなど、初めてのことで戸惑うこともありましたが、無事取得することができました。復職後は家庭を言い訳に仕事をおろそかにしないよう、日々の業務に取り組んでいます。
育休中に運賃料金改定やSuicaの導入があり、復職してすぐは何も分からない状態でした。新入社員を指導する立場だったのでとにかく必死で覚えました。弱気なところは周りには見せないように、表ではどっしりと構えて指導することを心掛けていました。面倒見が良いと思ってもらえたからか、当時の副駅長に「母ちゃん」と呼ばれ、それから周りの社員にも呼ばれるようになりました。
後輩を育て上げることが
永遠の目標‼
後輩の育ち具合で自分がどれほどの知識を習得しているのかが分かります。教えることが勉強になり、教えるためにはさらに勉強が必要です。新しく理解しなければいけないことはきちんと理解し、自分も一緒に成長していこうと思います。一番は丁寧に後輩の指導をすることですが、分かりやすく、いかに理解してもらうかを考え、ときには厳しい指導も交えつつ褒めることも忘れないように心掛けています。
人と関わる駅員という仕事にとてもやりがいを感じています。今後も駅一筋でやっていきたいです。今のベテランさんに負けないくらいのベテラン社員と呼ばれるようになりたいです。
感謝の言葉が生きがいです
「ありがとう」とお客さまや社員、家族にも言ってもらえると「頑張ろう!」とやる気が出ます。子育ての悩みや疲れも、「ありがとう」と子どもに言われると吹っ飛びます。「ごめんなさい」「すみません」よりは「ありがとう」と言われた方が嬉しい気持ちになります。いろいろな方に元気をもらって楽しく仕事ができているので、諏訪にお住いの方や諏訪を訪れる方にも恵まれているなと感じます。
最後に
7月から地元とJRで連携して行っていく誘客キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」が始まります。 地元の方々と諏訪を訪れるお客さまのお出迎えができれば幸いです。駅は地域の玄関だと思っています。諏訪市に訪れるお客さまが初めて立ち寄る場所なので、第一印象が私たちで決まります。「また来たいなぁ」と思って頂けるように真心を込めて、自分の目に映るお客さまが「ありがとう」と返してくれるような応対を一層磨き上げるように頑張ります。
地域の皆さまも近くへお越しの際は、ぜひ駅構内の足湯へお立ち寄りください。
平成29年5月会議所ニュースの内容
平成29年5月会議所ニュース本紙 →PDF430_5_2017.pdf |
主な内容
P1(表紙:高島城 藤の花)
P2_3(改正個人情報保護法のポイント)
P4_5(MonthlyTopics、会員観桜会、諏訪市新入社員歓迎大会他)
P6_7(お知らせ、他)
P8_9(快進撃企業に学べ、トレンド通信 他)
P10_11(魅せられて、行事予定)
P12(諏訪よいてこ参加者募集)
以上