2011_12月

今月の記事よりP10「魅せられて」のコーナーを紹介します。

「印刷」だからこそ表現できるものを創りたい

 小さい頃から絵を描いたり物をつくることが大好きで、美術大学では工芸工業デザインを専攻しました。卒業後はデザイン事務所や弁理士事務所に勤め、15年程前に帰郷し、オノウエ印刷の一員として月刊ぷらざを毎月発行しています。
 地域の皆さんに愛される内容とは何か、自分がぷらざを作る意義とは何か。広告を出してくださるお客様の好みを掴み、読者が望む方向性に美しいデザインを織り交ぜて、価値ある最良の広告や紙面を作りたいと思っています。また、仕事柄、地域内外から様々な情報が入ってくる環境にいるので、客観的に諏訪を見て伝える目線を鍛えるよう心がけています。

onoueinsatu_nakamurasan.gif諏訪 × 芸術 × 企業
 今年、諏訪湖周まちじゅう芸術祭に企業として参画しました。「スワビジョン」では、パラダイス山元さんの写真100作品を1m四方に引き伸ばし、長さ30mもの大判の布地へ途切れず美しくプリントできるように、オノウエ印刷がデータ制作を担当しました。過去と現在、清濁が共存する諏訪の風景が、山元さんの手によって懐かしさと現代感覚が絶妙に融合した写真となり、展示会場に現れました。これに合わせて、世界初の100枚綴りHDR写真ポストカードブックも制作し、諏訪のお土産に仲間入りさせてもらいました。また、彫刻家中村哲也さんの近未来的で迫力ある立体作品も観客を魅了し、期間中には2千名を超える方にお越しいただきました。クリエイターの方との繋がりを活かし、今回このような形で地域のお役に立てて嬉しく思います。

アートとの繋がりを
 この秋には、諏訪の歴史・温泉・アート・日本酒等を楽しむイベントを開催しました。諏訪に生まれ、ぷらざに長年携わる中で、「地元情報誌スタッフがオススメする諏訪の楽しみ方」というテーマで県外のアート好きを誘客し、且つ一緒に遊んでみたいと思ったのがきっかけです。諏訪は初めてという15名の参加者は、大満足のご様子でした。その反響で、ある全国誌の新年号に諏訪の観光特集を10ページ組みたいとのお話をいただき、頑張って良かった!と嬉しく思っています。
 アートは即効的な商業効果が出るものではなく、ジワジワ効いてくる息の長いものです。すぐに金銭的効果が望めないという理由で、役に立たないものとして削除してしまうと、本来あるべき豊かな文化がなくなってしまうのではないでしょうか。今後も、諏訪とアートの繋がりを大切にしていきたいと願っています。

新しい魅せ方
 今、印刷業界は過渡期。印刷だからこそ表現できる形は何か、何を次世代に伝えていくべきかを考え、世界から求められる技術力と感性を磨いていくのが目標です。内容のある印刷物であれば、将来も必ず残っていくと思います。同時に、ぷらざを作る過程で地元の皆さんから学んだ諏訪の魅力を形にして、内外に伝えていこうとしています。歴史や文化、精密技術といった既存のブランド力を壊さず、日々起こるひとつひとつを糧にして邁進し、新しい魅せ方で諏訪の魅力を発信していきたいと考えています。
 

株式会社 オノウエ印刷
【お問合せ先】
 諏訪市中洲586 電話0266(52)8020

主な内容

365_P1.pdf(表紙:水谷心さん「クリスマスの風景~上川の土手より~」)

365_P2_3.pdf(特集:諏訪×芸術文化 諏訪商工会議所の観光振興事業報告)

365_P4_5.pdf(マンスリートピックス:販売士セミナー、法人学校、諏訪市共通飲食券、お知らせ:小池康博先生講演会、諏訪地域合同就職説明会 他)

365_P6_7.pdf(インフォメーション:決算など説明会 経済センサス 小規模企業共済他)

365_P8.pdf(技能五輪特集、第49回大会)

365_P10_11.pdf(「魅せられて」挑戦編、行事予定ほか)

365_P12.pdf(会員新年会のご案内)

以上
 

以上