2012_12月

 

諏訪地域もすっかり冬。来るとわかっていても寒いのが冬。澄んだ空気のおかげで、商工会館からも富士山を眺めることができる日が多くなりました。

「魅せられて」のコーナーより、今回は10月の技能五輪大会で見事、銀賞を獲得した岡田さんに登場していただきました。

知れば知るほど技の面白さに魅せられて

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第50回全国技能五輪全国大会 とび職種 銀賞
㈲岡田興業 岡田章也さん 

 

 建物をつくる際、最初に現場に入って建物の基礎となる骨組みや足場を組むのが「とび」。時には18メートルを超える木材を扱うこともあります。家業であるこの職に就いたのは、18歳の時です。それ以来、知れば知るほど技の面白さに魅せられてきました。

 社員全員が「とび」の岡田興業。父が社長、兄が専務を務めています。おかげで私生活でも、家族に対して敬語を使うくせが染みついてしまいました。


技能五輪大会に出場

 「長野技能五輪大会に出場してみないか」。専務からそう持ち掛けられたのは、去年のことです。初めての経験でしたが、出場を決意しました。当初から目標は『金賞』のみ。出場の決まった今年8月から、本腰を入れて練習に励みました。

 技能五輪の課題は、4時間15分以内に、指定された図面のとおりにパイプで小屋を組むこと。パイプ同士をくくり付ける作業を手作業で行うため、本数が増えれば増えるだけ難しくなります。月曜日から土曜日までは現場で仕事、日曜日には、駐車場か自宅の庭でひたすら課題に取り組む日々を送りました。周囲の方からは大きな期待をかけていただきましたが、技能五輪の前日は、プレッシャーで胃痛に苛まれ、不安な夜を過ごしました。


 銀賞― 喜びから一転

 迎えた当日。トイレに行くのにも試験官がつくような厳戒態勢の中、前夜からは一転、まったく緊張はありませんでした。競技に集中しすぎて、応援に来てくれた友人にもまったく気付かなかったほどでした。結果発表を待つ閉会式の会場で、大きなスクリーンに映し出された『銀賞』の文字と、自分の名前。嬉しさに、近くにいた他の選手たちと抱き合って喜びました。ところが、表彰台で隣に並ぶ、金賞を獲った選手を見て溢れたのは、悔しさ。手放しで喜んでくれる人もたくさんいましたが、金賞ではないことを惜しむ言葉もありました。誰よりも自分が、その悔しさを今もなお噛みしめています。年齢制限のため、今回が最初で最後の出場となるかもしれない技能五輪大会。後輩たちがその思いを継いで、金賞獲得を果たしてきてくれると信じています。


大きな目標に向けて更に

 大会とは別に、ずっと抱いている目標があります。それは、ここまで教えてくれたある人達に恩返しをすること。父と、とびの大ベテランである一人の先輩です。「その人達を越えていくこと」、それが一番の恩返しになると思っています。その大きな目標に向けて更に技術を磨き、極めていきたいと考えています。

 
平成24年12月会議所ニュース377_20121_12.pdf

主な内容

P1(表紙:水谷心さん「アンボワーズ(フランス)」)

P2_3(特集:長野技能五輪2012、諏訪地域選手躍進!

P4_5(マンスリートピックス:旅フェア2012、諏訪圏工業メッセ速報他)

P6_7(インフォメーション:決算等説明会、新卒向け合同就職説明会の案内他)

P8(すわともカードスタート

P10_11(「魅せられて-岡田さん行事予定、会員新年会、商工会議所福祉制度キャンペーンのお知らせ

P12(新年会のご案内、特定商工業者負担金の納入にご協力ください)

 

以上

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