2016_1月

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2016_1月(No414)より諏訪商工会議所岩波寿亮会頭の新年のご挨拶です。

 

年頭のご挨拶 諏訪商工会議所 会頭 岩波寿亮

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新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様、従業員の皆様、ご家族の皆様方には、希望を胸に新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
 諏訪商工会議所の会頭に就任して、三年目の新年を迎えました。
 昨年は第3次安倍政権の誕生とほぼ時を同じくして始まりました「まち、ひと、しごと創生長期ビジョン」と「まち、ひと、しごと創生総合戦略」の閣議決定により、「地方創生」について全国の県や自治体が取り組みをスタートさせた一年でした。
 人口減少問題、少子高齢化対策にどう取り組むか、全国の県、各自治体が、将来の自分たちの街創りに知恵を出すコンペが始まりました。しかし諏訪市では、それ以上の転換がありました。市長の4期ぶりの交代です。それにより県議会議員も変わり、市議会議員選挙もありました。新市長のもと、諏訪の「まち、ひと、しごと総合戦略」のプラン作成が始まりました。諏訪の抱える課題について、住民や有識者の意見を聞くことが始まっています。新市長の活躍に期待しているところです。
 諏訪商工会議所は、各業種と連携し、広い視野を共有化する推進役になり、諏訪の地方創生の中心となるべく、行政やあらゆる団体、住民と手を取り合って協力したいと考えています。
 諏訪の未来への夢と、一方大いなる危機感を推進エンジンとし、諏訪圏の他の商工団体等と共に、この地域と会員事業所が長期デフレ経済からの脱却を克服し、人口減少また地方の疲弊という課題を克服していかなければなりません。
 諏訪商工会議所は、この地域で挑戦する会員の持てる力を総動員して、後押ししたいと考えています。
 さて、諏訪商工会議所は、昨年「医療介護部会」を新設いたしました。今、2025年問題が話題になっています。2025年、団塊の世代がすべて後期高齢者になると全人口の30%を占めるようになります。日本の国のかたちが変わるのを前提に、医療介護一括法が成立しています。
 一方、全国の統計ですが、65歳以上の世帯主の家族構成は、夫婦のみの世帯が33%で一番多く、次が1人暮らしの世帯で32%と推計されています。現在約8割の人が病院で最期を迎えますが、医療費節減の為政府が入院をできる限り抑える政策を進めていますので、今後、代わりに増える最期の場所は自宅や高齢者住宅などの「自分の家」になると言われています。
 地域包括医療や地域包括ケアシステムの実現が地方創生とリンクする時代が来ると考えています。
 住みたい街、住んでよかった街は、人口構造を克服する街でなければならないと思います。また、医療介護が一つの産業、ビジネスとして、働く人を増やし、消費を拡大し、健康長寿にもつなげていける街にしたいと思います。
 超高齢化社会の中で経済を活性化させるためには、産業構造の実態、高齢者の実像、地域の現状を分析したうえで、地域のあるべき姿、働き方、働ける場所、お金を循環させる場所を提供してゆくべきではないでしょうか。
 CCRCの研究、移住セミナーへの参加、医療・福祉とものづくり産業のコラボレーション活動等を推進し、雇用の増加を通じて、住む人、訪れる人、働く人、買物をする人を増やしたいと思います。
 諏訪商工会議所は、そのような状況の中、諏訪市長に対して15の要望と6つの提言を提出いたしました。ホームページに掲載されておりますので、ご覧いただきたくお願いいたします。
 同時に、市議会にも報告させていただき、市議会が同じく提出した要望書を含め意見交換会を開催いたしました。お互いの危機感を共有し、諏訪市の未来を一緒になって考え活動して参ります。
 市長からは、回答書をいただいております。2月に、要望事項をまとめた会議所の各委員長、部会長の出席のもと、市長他行政の幹部の皆様と意見交換会を行うことになっております。
 さて、こうした中、新アベノミクスが登場して来ました。今度は次の世代への配慮でしょうか「一億総活躍社会」を目指すということです。新三本の矢、「GDP600兆円」「出生率1・8の実現」「介護離職ゼロ」です。最低賃金1000円も目標となりました。出産、育児と介護が理由で仕事を辞めなくてもよいよう、また仕事を探せるよう、会員事業所の取り組み、地域社会や行政を含めた協力体制を構築する必要を感じます。
 賃上げによる個人消費の拡大も、結局トリクルダウンのこない地方経済にどのくらい期待できるでしょうか。TPP対策、消費増税、またその軽減税率対策、われわれ会員事業所は今年はそれぞれの対策に向けて研修会ブームになるような気がしています。
 今年、諏訪商工会議所は、会員との繋がりを大切にし、地域へ向けての広報を更に進め、役員、委員長、部会長のリーダーシップを高め、地域の様々の団体とともに、会員事業所が自ら元気になるよう、地域の夢を共有し、行政、議会と共に対話と議論を通じ、諏訪の「地方創生」へ一丸となって活動を展開して参りたいと思います。
 今年が会員の皆様にとりまして良い年になりますよう、また諏訪の「地方創生」が確実に進展しますことを祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

平成28年1月会議所ニュース本紙
→(PDF
414_2016_1.pdf

 

主な内容

P1(表紙:諏訪フォトライブラリ「諏訪湖」)

P2_3(年頭のご挨拶、会頭・市長・議長) 

P4_5(年頭のご挨拶 日商会頭、今年の抱負 申年生まれの方に聞きました。)

P6_7(マンスリートピックス、解説マイナンバー)

P8_9(インフォメーション:すわをかしまつり、LCV-FM、決算等説明会、他)

P10(本紙のみ掲載:快進撃企業に学べ_坂本光司さん、トレンド通信_渡辺和博さん)

P11(行事予定、販売士資格更新)

P12(岡谷労働基準監督署からのお知らせ)

以上