2017_12月

2017_12月(No437)魅せられてのコーナーより渋江精密工業㈱ 代表取締役社長 渋江 祐貴 さんのご紹介です。

自分で出来ることは何でもやる

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当社は国産及びスイス製の自動旋盤を使用し、金属を切削加工して主に時計やプリンター、車のパーツなどの精密部品を製造しています。大量生産向けの部品を製造する、量産加工に特化しています。そのため段取り作業や検査以外は工場を24時間無人稼働させ、コストを抑えています。
 
自分で作る醍醐味
 この会社へ入社したのは12年前、まだ後継者がいない状態でした。祖父にあたる先々代が作った会社を絶やさないように、自分が引き継いでいければと思い入社しました。
 最初は、現場でオペレーターとして部品の製造をしていました。もともとものづくりが好きで、業務を覚えてきてからは、楽しいと思うことが多くなってきました。自分が作ったプログラムで、思い通りのものが完成品として出来上がったときはとても感動しました。
 プログラムの作成から機械の調整など、部品を作る工程のほとんどの作業を、現場の作業員一人で担当します。その分一人ひとりの責任は重くなりますが、責任感をもってやることができるので、より丁寧な作業を心掛けることに繋がっています。
 
お客様のことを第一に
 入社して翌年から2年間は、当社で使用している機械メーカー(静岡県)で修行しました。人数も多く様々な部署がある大きい会社で、いろいろな考え方があることを学びました。一番印象に残っていることは、「どんなことでも最終的には『お客様のことを考えて作業を行う』という考え方は、企業の大きさに関係なく変わらない」ということでした。
 
できることから始め、より良い会社へ  
 今年の10月から社長になり、自ら率先して会社を引っ張っていく立場になりました。大切にしていることは、「自分が出来る事は何でもやる」ことです。社長らしくないかもしれませんが、会社のためにできることを考え、一つずつやっていきたいと思います。
 現在の社内の仕組みでは、現場の作業員がお客様とつながることが少ないため、お客様の声が届きやすくなるよう改善していきたいと考えています。社内の掲示板にお客様からの情報を掲示するだけでなく、もっと工夫をしてお客様のいろいろな声を現場に伝え、モチベーションアップに繋げられるような取り組みが出来ないか考えています。
 
ものづくりの地 諏訪で
 諏訪は東洋のスイスと言われ、精密機器製造をはじめ、工業製品を扱う事業所が密集していることが特徴です。そのため他の地域では遠くの外部委託先にお願いしなければならないことも、ここでは地域内で解決できるので、スピーディーに対応できお客様に喜ばれています。また企業間同士の繋がりも強く、先輩社長さんへの相談やアドバイスがもらえるなど、とても恵まれた環境にいると思います。

 

 今後は、今の自動旋盤加工で量産製造を続け、先々代の作ったこの会社を絶やすことのないようにしなければならないと考えています。現状は会社を大きくすることなどは考えずに、今ある良さをより増やして大切にしていきたいです。

 

渋江精密工業㈱
中洲4600
℡ 53-1200
1951年創業

 


平成29年12月会議所ニュース本紙→PDF437_12_2017.pdf

 

以上