2017_3月
2017_3月(No428)よりP10魅せられてのコーナー。ReBuilding Center JAPAN 東野  唯史  さんのご紹介です。
 
REBUILD  NEW  CULTURE
~世の中に見捨てられたものに価値を見出し
  もう一度世の中に送り出し、次の世代に繋いでいく~
 
 
リビセンができるまで
 
 大学を卒業後、展示会のブースのデザインの仕事をしていました。その後、妻と二人で「medicala」という空間デザインユニットを組み、全国に仮暮らしをしながらゲストハウスや店舗などの空間づくりをしてきました。全国をまわっていると、古い建物が取り壊される現場に出くわします。そんな時は解体現場から廃材をもらい、そのときつくっている空間に納めてきました。
 日本は過疎化などでやむを得ず空き家になっている家や、耐震の都合で解体されてしまう建物も多く、解体されてしまうならせめて廃材だけでも資源として再利用していけないか。そんな気持ちをずっと持っていました。そんな時、アメリカの西海岸オレゴン州ポートランド市にあるリビルディングセンターという建築建材のリサイクルショップの存在を知りました。リビルディングセンターは古材を販売するだけではなく地域のコミュニティを強くすることを目的に活動していました。
 当たり前のように自分の家を工夫しながら暮らす人々の様子、スタッフがお客さんを歓迎しながら楽しそうに働く姿にとても感動し、「日本に必要な古材屋のあり方はリビルディングセンターみたいなお店だ」と思うようになりました。そして2015年秋に正式に名前の使用許可をいただき、2016年秋にオープンしました。
 
日本のリビセンは諏訪に!
 
 拠点を諏訪に作りたいと思った理由は、空き家が多く、古い建物の解体も相次ぎ、古材という資源が豊富なまちだったからです。そして、東京・名古屋からのアクセスが良いことも理由の一つです。
 そんな中、諏訪での仕事のつながりから、知り合いに物件を紹介してもらいました。物件を貸してくださる方が、「リビセンができると空き店舗の活用や地域資源の循環につながり、移住者が増える事でまちが元気になる」そのことを理解し、リビセンのことを応援してくれました。
 
リビセン流、施工の流れ
 
 リビセンでは古材を使用した空間デザインや施工、オリジナル家具・建具の製作も行っています。現在進行中のプロジェクトは諏訪エリアをはじめ、東京、東北、九州など幅広く、日本全国に古材を使用した空間が増える事で古材に対する価値が見直され、古材の使用量が増えて、廃材が減り、環境負荷が減る、循環型の社会を目指しています。事業計画書などをベースに実現したい空間を共に考え、来て欲しいお客さんに来てもらえて、しっかりと長く愛せる空間づくりを心がけています。
 私たちは、捨てられるはずだった古材の救済にいくことを「レスキュー」と呼んでいます。ずっと寄り添ってきた建物と別れる寂しさや、建物を壊すことへの後ろめたさがあるのであれば、そういった想いもレスキューできればと思っています。
 
良い空間が出来れば、良い街になる。良い街が出来れば、良い日本になる。
 
 リビセンには併設されたカフェがあります。カフェの窓から古材が見え、楽しそうに選んでいる人がいる。そしてその人と話をしたり、自分でも触れてみたりと、古材の存在や温かさを知っていただくきっかけになります。皆さんが古材と出会える場所として、このカフェスペースはとても重要だと思っています。 これからは全国にリビセンを作りたいと思っています。直営店は諏訪、他はフランチャイズです。その為には今の店舗で経理の処理、レスキューや値付けの基準などを一つひとつ整理し、次に店舗を経営する人がやりやすいように、土台を作っていきたいと思います。
 
 リビセンに来る人たちが古いモノに価値を見出し、再利用することの豊かさを知ってもらう。古いものに感謝の気持ちを持つようになったり…。それが諏訪から全国へ少しずつ少しずつ広がって行く。そんな未来を思い描きながら、まずは自分達の出来る事を一つひとつ実行していきたいと思います。
 
ReBuildingCenterJAPAN.jpg
ReBuilding Center JAPAN
諏訪市小和田3-8 ℡0266-78-8967

平成29年3月会議所ニュースの内容
 
 
平成29年3月会議所ニュース本紙
→PDF
428_3_2017.pdf

主な内容

P1(表紙:ふきのとう)

P2_3(「人材を育てる」商工会議所検定を活用しよう) 

P4_5(MonthlyTopics、すわをかしまつり、アイスキャンドル2017、決算書作成個別指導会、繁盛店セミナー他)

P6_7(お知らせ、

P8_9快進撃企業に学べ、トレンド通信 他

P10_11(魅せられて、行事予定)

P12(中原圭介さん講演会のお知らせ、観桜会のお知らせ)

以上

 

以上