2018_3月

2018_3月(No440)魅せられてのコーナーより 一般財団法人片倉館 館長 山﨑 茂  さん のご紹介です。

創業90周年  心をこめて  ファンを増やしたい

 

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すべては三現主義から
 定年退職後、かたくら諏訪湖ホテル総務部長を経て、2013年から片倉館館長となり5年が経ちました。片倉館は7年前に国重要文化財に指定され、覚えることも多く基礎から勉強しました。
 大分県で生まれ、幼少期に実家のある伊那へ移住、学生時代を過ごしました。前職はメーカーでデザインや国内外のマネジメントに長く携わりました。前職の現場で培ったことは「三現主義(現物・現場・現実)」です。片倉館の衛生管理、接客を目の当たりにし、管理の基本である三現主義は、業種が違っても通用すると感じ、今でも実践しています。
 
ニーズに合わせて
 館長業務は、主に広報、お客様や理事会の対応、事業計画、企画を行います。館内は4部署あり、情報を共有する場を持ちながら業務を行っています。見学案内は、今まで予約制でしたが、お客さまの要望に応え、新たに2月1日から気軽に会館棟が見学できる「フリー見学コース」を始めました。館内に案内パネルを設置して自由にご覧いただけます。
 予約で事前にリクエストがあれば「館創設者・二代片倉兼太郎」に扮し、声も歩き方も変えてガイド役を自ら担当します。スタッフはお揃いの法被でお迎えしています。
 
営業していく中で
 源泉は七ツ釜。いい温泉だったという声を頂くと嬉しくなります。お客さまとの会話を心掛け、スタッフ一同、心を込めた接客で一人でも多くの片倉館ファンを増やすことが目標です。
 大変なことは、営業しながら維持していくことです。修理ひとつとっても、文化財のため国への報告義務があり、毀損届・修理届・修理終了報告まで、最短1ヶ月~長い工事は数ヶ月ほどかかります。現在、保存活用計画を策定中です。保存・活用していくための計画は有識者会議、調査委員会を経て国へ提出・認可されます。実施にあたっては原資をどのように生み出すかが課題となっています。
 
充実した日々への活力    
 メーカー勤務の頃から定年後の夢として、多くの人を笑わせたい、元気にしたいと考えていました。芸名「内気ひろし」で、7、8年前から五木ひろしの顔真似や歌真似、マジックをして、デイサービスや敬老会、子供会などで活動しています。こうしたボランティア活動から仕事上のアイデアをもらうことも多くあります。自分が元気で、好きな事をして喜んでもらえることが活力になっています。
 もう1つ、東京で活動している芸人の息子「山﨑ユタカ」への応援として、親父もまだまだ頑張っているという姿を見せることでもあります。その他、スキー検定員とインストラクターの全資格を取得。4月からは長野県社会人バスケットボール連盟の副会長に就任を予定しています。
 
片倉館創業100年プロジェクト 『原点に戻る』
 目指す姿は、建物の保存活用維持をしながらお風呂の営業を続けていくことで、それが片倉館の存在意義です。そのためには大変な維持費が必要ですが、地域の方のために作った温泉施設なので、時間をかけてより良い礎を作っていきたいと思います。

 

一般財団法人片倉館
湖岸通り4丁目1-9
℡ 0266-52-0604
定休日 毎月第2・第4火曜日
営業時間 10時~21時
入浴料 大人650円、小人450円

平成30年3月会議所ニュース本紙→PDF440_3_2018.pdf

 

 

以上